クレジットカードを選ぶ基準は、ポイントやマイルの還元率、各種保険や補償の充実、電子マネーとの連携など、人それぞれ。 その中でも、第一条件として「年会費が無料であること」を挙げる方は多いですよね。

クレジットカードを持つ上で「余計なコストをかけたくない」と考えるのは当然のことですが、果たして年会費無料のクレジットカードは本当にお得なのでしょうか? そして、有料のクレジットカードには、年会費を支払うだけのメリットはないのでしょうか?

年会費無料のクレジットカードの方がお得

結論から言えば、クレジットカードにステイタスを求めないのであれば、年会費無料のクレジットカードの方がお得。

一般カードの年会費は1,000円~3,000円程度がメインなので、それほど高いわけではありません。 クレジットカードがあまり普及していなかった時代には、「現金を持たなくとも支払ができる」という利便性を享受するための対価とも言えたでしょう。

しかし、クレジットカードの普及が進み、カード各社の顧客争奪戦が激化した近年では、一般カードの年会費は「無料」であるのが当たり前。 その上で、ポイントプラグラムの拡充や電子マネーとの連携など、他社と差別化したサービスを提供することで顧客獲得に努めています。

このような状況において、現在も年会費が発生するクレジットカードは、大別して下記の2パターン。
【1】JCBや三井住友VISAカードなど、クレジットカード業界の黎明期を支えてきたカード会社のプロパーカード。
【2】年会費無料カードで「売り」にしているサービスをより強化したクレジットカード。

【1】のクレジットカードを使用するメリットは、最上位のステイタスカードを取得できる可能性があることぐらいかと。 JCBであれば「JCBザ・クラス」、有名なのはアメックスの「センチュリオンカード」ですかね。 といっても、上位カードを取得する気があるのなら、初めにゴールドカードを申し込んでしまった方が早いですね。

【2】に関しては、メインカードにして使い倒す気があるのであれば、年会費を支払ってアップグレードしてもいいかもしれません。 例えば、「オリコカード ザ ポイント」に対する「オリコカード ザ ポイント プレミアム ゴールド」や「REX CARD Lite」に対する「REX CARD」などですね。 「もっとお得になるならとりあえず…。」程度で中途半端にカードを変更すると、結局年会費分が損になってしまうこともあり得るのでご注意ください。

このように、明確な目的があって年会費がかかるクレジットカードを選択する方はいいのですが、そうではないのなら年会費無料のカードを利用した方がいいでしょう。 さすがに年会費10,000円以上のカードと無料カードではサービスやスペックに大きな差がありますが、年会費2,000円程度のカードと無料カードでは明確な差はありません。 結果、「年会費無料のクレジットカードの方がお得」といえるのです。

ハイクラスなサービスは求められない

ただし、注意が必要なのは、カード会社が年会費無料のクレジットカードを発行する目的は「顧客の囲い込み」にあるということ。 そのため、これらのカードは「発行会社での利用に特化したカード」になっており、その他のサービスを求めることはできません。

例えば、イオンカードはイオンで使用する限りお得なのであり、それ以外では特に秀でた点はありません。 同じように、楽天カードは楽天市場、エポスカードはマルイ、セゾンカードは西友グループで使って初めてその恩恵を享受できるようになっています。

一方、高い年会費が発生するゴールドカードやプラチナカードのような上位カードは、様々な場面でハイクラスなサービスを提供しています。 例えば、旅行時の傷害保険や空港ラウンジのパス、コンシェルジュサービスなどなど。

ちなみに、コンシェルジュとは「執事(秘書)」のこと。プラチナカードやブラックカードホルダーを対象としたサービスで、クレジットカードで支払いが可能なものについては、大抵お願いを聞いてもらえます。 新幹線や飛行機のチケットの予約やレストランの予約、家族へのプレゼントだって手配してくれます。

こういったサービスは年会費無料のクレジットカードではあり得ません。 将来的にこのようなサービスを受けられるような、ステイタスの高いクレジットカードを持ちたいと考えている方は、今すぐにでもゴールドカードに切り替えて、クレジットヒストリーを磨きましょう。

クレジットヒストリーを磨くための裏ワザ

クレジットヒストリーを磨く方法は、出来るだけクレジットカードを利用して、毎月しっかり返済すること。 例えば、アメックスのゴールドカードを、毎月コンスタントに20万円~30万円程度利用し続ければ、プラチナカードのインビテーションが届くはずです。 より上位のセンチュリオンカードは、少なくとも毎月200万円以上を2年~3年程は利用し続ける必要があるでしょう。(属性によって差があるとは思います。)

とはいえ、「毎月200万も何に使えばいいんだろう…。」と考える方もいるかと。いくら年収が高い方でも「どうしてもブラックカードが欲しい!」という理由だけでは、意味のないお金を毎月何百万円も使う訳にはいきませんよね。 そんな時には、ショッピング枠の現金化業者を利用するという手もありかもしれません。といっても、ただ単に浪費するよりは幾分まし程度の話ではありますが。

例えば、毎月200万円のクレジットカード決済が目標として、必要経費で50万円を消化、残りの150万円は使う必要のないお金を浪費するだけになってしまうとしましょう。 この場合、ショッピング枠の現金化サービスを利用すれば、カード決済の実績も積む事ができ、さらに決済額の85~90%程度を現金で回収することができます。 単純に150万円を無駄に使うよりも、130万は現金で戻ってくる方がありがたいのは間違いないですよね。

あまりほめられた手段ではありませんが、上位カード取得への近道になるかもしれません。

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