クレジットカードは同時に何枚持つのがベストなのでしょうか? 「必要なだけ持てばいいのでは?」「厳選した1枚を使い続けた方がお得」「やっぱりサブカードは必要」などなど、人によって考え方は様々。 今回はこの「クレジットカードの適正枚数」について触れていきたいと思います。

適正枚数は人それぞれ

結論から言ってしまえば、「絶対にこの枚数にすべき!」という答えはありません。 クレジットカードの適正枚数はライフスタイルによって変わってくるため、1枚で十分という方もいれば、どうしても10枚以上必要な方もいるかもしれません。

適正枚数は人それぞれですが、クレジットカードを所持している方々の平均枚数は2~3枚。メインで使用するカードと、場所や目的に合わせて使い分けるサブカードが1~2枚の計算ですね。 多すぎると財布がかさばるし、1枚ではポイント還元などで損をする場面も多々ありそう…。そう考えると、平均所持枚数が2~3枚に落ち着くのもうなずけます。

ただし、これはあくまで平均値。1枚あれば事足りると感じる方は、周りに合わせて無理にクレジットカードを増やす必要はありません。 また逆もしかりで、必要性を感じているカードを解約してまで、2~3枚に減らす必要もなし。自分のライフスタイルに合っているかどうかが一番大事です。

多すぎると管理しきれない場合も

とはいえ、あまりにも枚数が多いと「管理が行き届かない」という問題が生じます。 所持枚数が2~3枚であっても、いつどこで使用したかを完全に把握しておくことは難しいもの。月々の明細をチェックした時に「これ何の請求だろう?」と考えてしまった経験もありますよね。

そして最大のデメリットは紛失したときに受けるダメージ。カード類をまとめて保管していた財布を紛失してしまった場合など、すべてのカード会社に利用停止の連絡を入れ、再発行の手続きをするだけでも多大な手間を要します。

それでも、「紛失したクレジットカードが何か?」をすぐに把握できれば経済的な損失は防げますが、よく使うカードとめったに使わないカードを別々に保存していた場合などは、最悪のケースも考えられます。 具体例としては、メインカードは財布に、サブカードはカードケースにひとまとめに保管している場合などですね。 このような状況で、カードケースを紛失したり盗難被害に遭ってしまうと、それが判明するまでに時間を要し、気付いた時にはすべてのカードを限度額いっぱいまで使われていたなんてこともあり得ます。

また、スキミングにも注意しなければなりません。最近は手口が巧妙化していて、ATMなどに備え付けられたスキマーで、いつのまにかカード情報を抜き取られていたという事例もあります。 その後、犯人が偽造カードを作成し、少額ずつ使用するようなケースだと、被害者は長い間被害に気付くことはできません。

このようなケースでは、不正利用の被害に気付いた頃には、カード会社の盗難保険の適用期間を過ぎていて、泣き寝入りするしかない状況に陥っていることもよくあります。 所持枚数が多いと、こういったデメリットが生じることも頭に入れておかなければなりません。

審査に通りづらくなるデメリットも

ちなみに、多くのクレジットカードを所持すると、先のリスクだけでなく、意外なところにも悪影響を及ぼす場合があります。それは、クレジットカードの入会審査です。 「与信枠に空きがある状態なら問題ないのでは?」と考える方もいるかと思いますが、カード会社からすれば、まったく利用していないクレジットカードが複数ある状況も好ましくありません。

この理由のひとつは、特典狙いの申し込みだと思われる可能性があること。カード会社は新規顧客を獲得するために、様々な入会キャンペーンを行いますが、この特典を得るためだけに申し込みを繰り返す方もいるのです。 そういった方の多くは、入会後に1度もクレジットカードを使用することなく、年会費が発生する前に解約してしまいます。そうなるとカード会社には一切の利益が発生せず、入会時の特典分だけ損をすることに。

カード会社としては、こういった状況は避けたいため、短期間に新しいカードを複数作っている方は、審査に落とす傾向があります。全く使用することのないクレジットカードを多数所持している方は注意してください。

もうひとつは、「複数のクレジットカードを限度額まで利用⇒自己破産」を疑われるというもの。 よくあるのは、限度額いっぱいまでキャッシング&ショッピング枠の現金化を行って、その現金を隠したまま自己破産するパターン。 当然、自己破産は行った側のデメリットもかなり大きいのですが、実際に実行する方もいるのです。 そう考えると、必要以上の枚数を所持している方からの申し込みを、カード会社はすんなり通すわけにはいきませんよね。

本当に必要なカードだけを持つようにする

このように考えると、クレジットカードの所持枚数の理想は「1枚」。しかし、現実的にはそれでは損になる場面が出てきてしまいます。 なので、それを補うために1~2枚のクレジットカードを持つことが一般的であり、それゆえ平均的な所持枚数が2~3枚に落ち着くのです。

あらゆる場面でメリットを享受したいのであれば、クレジットカードの枚数は増えますが、それに比例して管理の手間も増えていきます。 結果、自らがどこで折り合いをつけるか、何枚までなら許容できるかによって、その方の適正枚数が決まります。

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